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デジタルトランスフォーメーションが農業のビジネスチャンスを掘り起こす

投稿日:2017年09月08日

デジタルトランスフォーメーションによる、大きなビジネスチャンスが眠っている業界が「農業」です。今回はその可能性と、デジタルトランスフォーメーションとの関係性を紹介します。

デジタルトランスフォーメーションとは?

デジタルトランスフォーメーションとは、IT技術によって「人々の生活を豊かにする」ことです。ビジネスでも注目されているワードで、「アナログからデジタルへの変革」を意味してます。

この章では、デジタルトランスフォーメーションの概要と、農業のデジタル化の重要性を紹介します。

デジタルトランスフォーメーションの概要

「クラウドでどこでも資料を確認できる」「FAXで送っていた資料をメールで送る」など、アナログで行っていたことを、デジタルに変換していくことです。また、新しいデジタル技術により効率や生産性がアップすることもデジタルトランスフォーメーションの一環です。

農業とデジタルテクノロジーが組み合わさると、どのような世界が生まれるのでしょうか。

農業とデジタル・ITの親和性

農業とデジタル・ITテクノロジーは相性がよく、すでに農家での活用が進んでいます。今後、農作業の生産性を高めるために、テクノロジーの活用は必要不可欠といえるでしょう。

「デジタルトンランスフォーメーション」というと高度な内容のように感じられます。しかし、田植えをする際に「田植え機」を使ったり、畑を耕すために「耕耘機」を使ったり、機械を導入している農家も多いでしょう。実はこれこそがデジタルトランスフォーメーションなのです。

デジタル農業への移行のメリット

IT企業が農業に参入するなど、デジタル農業への移行は既に始まっています。では、デジタル農業とはいったいどのようなビジネスモデルなのでしょうか。

デジタル農業とは

IT技術、テクノロジー、ロボット工学などの最新技術を駆使して、生産性をアップすることを目的とした、新しい農業スタイルです。

ビッグデータやICTの活用も注目されており、生産や収穫に限らず、保存や流通など、農業に必要なフェーズ全体の改革が期待されています。

これまでの農業とどのように変化するか

従来との大きな違いは、「データに基づいた管理ができること」「少ない労力で大きな利益をもたらす」ということです。

データに基づいた管理ができる

まず、「データに基づいた管理ができる」というのは、土地の成分を分析したり、天候や気温の変化によって作物にどのような影響があったかなど「事実を数値化」し分析します。そうすると、食物が枯れた場合など、原因がわからないまま勘に頼って強引に進める必要がなくなり管理の質が高まります。

少ない労力で大きな利益を得る

そして「少ない労力で大きな利益を得る」のは、高齢化が進んでいる農業ビジネスにとって重要なポイントです。デジタル農業にすることで、機械による効率的な作業が可能になります。また、時間短縮にもつながり、少ない労力でも多くの作物を収穫できるようになるのです。

この他にもバイオテクノロジーにより、現在よりも高い生産力を持つ食物を作ったり、テクノロジーをメソッド化したり、技術そのものを販売する「サービス化」なども考えられます。

デジタル農業がもたらす利益とメリット

農業ビジネスで深刻な問題として、「高齢化」「跡継ぎ問題」が挙げられます。若手の参入が少なく、技術を次の世代に残せないことや、自国の生産率が下がることが懸念されます。

しかしICTの連携や、誰でも農業の正しい情報を得られる農業プラットフォームといったテクノロジーにより、農業に参入しやすい環境作りが農林水産省によって進められています。

デジタルトランスフォーメーションによって、「労力がかかる」「天候によって収入が左右される」「初心者には難しい」といった従来の課題は解消されつつあります。

次の章では、ICTやプラットフォームなど農業におけるデジタルトランスフォーメーションの詳細について紹介します。

参考:農林水産省「企業等の農業参入について」

農業のデジタルトランスフォーメーションの手法

「テクノロジーを駆使して、改革をする」のがデジタルトランスフォーメーションです。では、農業においてどのような手法を用いればいいのでしょうか。

ICTを活用した技術が注目されている理由

ICTは「Information and Communication Technology」の略称で、「情報通信技術」と訳されています。ITと同義ですが、IT・コンピューター技術の開発だけではなく、活用する場合に「ICT」を使うケースが多いです。

農業との親和性が高く、ICTツールやソリューションを使用して作業の効率化や収穫率の管理を行ったり、土地や天気に関するデータを蓄積して生育状況をチェックすることで、栽培方法が確立していない作物のノウハウを培う等が期待されています。

ロボット工学

ロボットや機械を使った農業方法は、デジタル農業の真髄といっても過言ではありません。ICTの導入と併せて考えたい、農業とロボット工学の関係性や取り入れるメリットを紹介します。

労力を減らして作業効率をアップ

主な目的は生産性や収穫率のアップといったものから、「モノのインターネット」といわれているIoTを採用したロボットを導入した事例も挙げられます。本来インターネットとは遠い存在である農業機器にインターネットや人工知能を搭載することで、無人ロボットが最適な収穫時期を見極めて自動で作業を行うといった技術がすでに実現しています。

ドローンなどを活用した管理統制

遠隔管理システムを搭載したドローンを飛ばし、農薬散布が不十分な地域に遠隔散布したり、地形マッピングなどを行ったりと、農業の分野で大きな活躍をみせています。

農業でデジタルトランスフォーメーションを成功させるには

では、実際にデジタルトランスフォーメーションに取り組もうと思っても、「どこから手をつけるべきか」「価値をどのように見出したらいいかわからない」といった方もいるでしょう。変革を成功させるために必要な3つの要素を紹介します。

ネットワークで消費者に安心を価値として与える

デジタルトランスフォーメーションに必要なのが、ユーザーとのコミュニケーションや、サービスに付加価値をつけて新しいビジネスモデルを作り出すことです。

それは農業のブランド化や、生産から販売まで農家が行うことで安全性を付加価値として消費者に与えることなどが挙げられます。

また、これらの取り組みは間に業者を挟まないので利益率が高く、消費者の声を取り入れやすいので、事業改善にも役立ちます。

「暗黙の了解」に頼らないデータ分析の重要性

デジタル農業の利点は、「勘」や「暗黙の了解」に振り回されないことです。先人の知恵は役立つものが多いですが、自分の畑でその常識が結果につながるとは限りません。

そこで活用したいのが、データ分析です。データをもとに検証することによって、より効率的な栽培が可能になります。また、「なぜこの手法はメリットがあるのか」を科学的に分析することで、栽培方法をテクノロジーとして販売することも可能になるので、ビジネスの幅が広がります。

情報を蓄えることで価値になる

栽培方法をテクノロジーとして販売することにつながるのが、情報の価値化です。農業生産者だけではなく、これから農業ビジネスに参入を考えている企業や、研究機関、農業に関わる職種に情報を提供し、利益を得る方法もあります。

最後に

農業のデジタル化には初期コストがかかりますが、継続的に考えるとメリットが多いのが特徴です。特にデータの蓄積は、ノウハウや栽培方法だけではなく、収穫率のアップや効率化にもつながります。

新しい技術を取り入れ、より効率的な生産方法を見つけましょう。

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